気にしてみよう車検費用の内訳を

検査手数料

可愛いマイカーの車検費用の中で3番目の法定費用は検査手数料です。

自動車を検査をしてもらうのに無料とはいきませんので、法律で定められた手数料が 徴収されますがそれを検査手数料と呼びます。 普通車で1,800円となっていますがこれは3ナンバーに適用される金額で、車が ちいさいから5ナンバーだという人は100円お安く1,700円になります。 車検時に部品交換や整備をすることで総費用は10万以上になるかもしれないことを 考えると「たった100円ぽっち嬉しくもないや」と言い放つ人がいそうですが、 昔の人は1円でも泣いたり笑ったりしていたので100円も違えばきっと号泣したり 大爆笑していたのではないかと思われます。 なのに「ここで100円得したところで自動販売機で缶コーヒーも買えやしない、 セブンイレブンまで行けば買えるけど」「せっかく浮いたこの100円玉が私にどんな 幸福をもたらしてくれるのかな、期待は出来ないね」と言うのは贅沢すぎる発言で、 高齢者の前でうっかりそんな生意気な口をきくと今後あまり可愛がってもらえないと 覚悟をしなければならない程の失言になります。 もし真夏の猛暑の中お財布を家に忘れてしまったのに、モヤモヤした気分を解消させたく 全速力で坂道を300メートルも駆け上がってしまったとしたら、きっと水分補給を 急いでしてくれと身体から緊急メッセージが届くことでしょう。 でも手元に財布が無いし坂の上には水道も無いし、雨が降って来る気配もありません。 ポケットをまさぐってみたら50円玉が一枚見つかったけど、駄菓子屋でもない限り これで喉を潤すことは不可能です。 つまり絶体絶命のピンチ、坂の上で天を仰ぐしかありません。 そんな時にもし100円あれば自動販売機やコンビニで清涼飲料を手に入れることも できるわけで「危なかったけど100円のおかげで命拾いしたよ」と後世に残る エピソードが誕生するのです。 なのでたった100円と笑うのではなく、ありがたくその100円の価値を噛み締めて 喜ぶ姿勢を常日頃から深く身体に刻み込み、ズボンのポケットには誰にも悟られること なく100円玉を隠し持つ癖をつけてしまうべきです。 そして手元にお財布が無いけど喉が渇いて困った時にはその100円玉と、なんとか 見つけ出した数十円を足してピンチを乗り切るのです。 乗り切り方は自分の飲みたいドリンクの種類・量によって千差万別になりますが、 おしるこやオロナミンCよりもスポーツドリンクやお茶、あるいは炭酸飲料がお勧めで 喉の乾きも足腰の疲れも1分で吹っ飛ばしてくれます。 このように深く考えさせられる検査手数料、自賠責保険料、自動車重量税が車検の 法定費用なわけですが、車検の代行と整備を依頼する業者にはそれ以外にも点検整備料、 車検代行料などを支払うことになります。 車検の時には24ヶ月定期点検を行うのが慣例となっており、この点検をして整備を 仕上げてから検査に臨むのが通常ルートになっています。 この点検でメンテナンスしなければ安全なドライブを保証しかねる、検査で落とされる という不具合が発見されたら部品交換なり調整をすることになるので、料金もその都度 上乗せされていきますが必要な出費なので文句は言えません。 この点検整備料の下限は最初に業者に尋ねればおよその金額を見積もってもらえますが、 上限ははっきり言ってその自動車の状態を見なければわかりません。 ワイパーのゴムを交換する、エンジンオイルを交換する程度なら数千円なのでさほど 深刻になる費用ではありませんが、大きな部品に問題が発生していると修理に数万~ 数十万円かかることも考えられるからです。 新車購入から最初の車検なら整備費もそれほどかからないでしょうが、長く乗車して あちこち傷んでいる自動車だと修理するよりも買い換えたほうがいいんじゃないか、 という金額を提示されることもあるので、そのつもりで見積もりをお願いしましょう。