気にしてみよう車検費用の内訳を

自動車重量税

車検で必要になる費用は法定費用と車検費用の2つに大別できるのですよ。

いろいろな費用か絡み合って合計金額が算出される自動車検査の請求額ですが、 各明細は主に法定費用と車検費用に分けることができます。 法定費用とは自動車重量税、検査手数料、自賠責保険料があり、車検費用には点検費用 と地味な存在でそんなにインパクトのない名称の事務手数料があります。 総費用の大半は避けては通れない法定費用で、自動車重量税もそのカテゴリーに分類 されるので自動車にはあまり詳しくなくても法律に詳しい方なら耳にタコが出来るほど 何度も聞いたことがあってもおかしくはありません。 あまり聞いた事がなくても洞察力のある人ならこの名称から連想可能だと思いますが、 自動車重量税は車両重量に応じて課税される税金です。 そしてこれも皆さんの予想通り、重ければ重いほど税額も増加していきます。 軽量な自動車なら税金も低く設定され、逆に重たい自動車ほど高額な税金を要求 されるシステムに定められているわけで、まさに重量税の名前に違わぬ天晴れで明快 な課税方式だとこの説明を始めて講義などで教えてもらった人々はウンウン満足げに 納得の表情を一様に浮かべるでしょう。 重ければ高い、軽ければ安い、これはもっといろいろなサービスに普及すべき方式で、 車検時の重量税だけに留めておくのはとてももったいなことです。 名古屋市内を走行している地下鉄(主に地上ではなく地底を)や東京都内を走行する 地下鉄(やはり地下なのであまり日の光を浴びてないでしょう)なんかも、体重 によって乗車券の値段を変動させる案を採用するべきです。 プロ相撲選手の力士とプロ麻雀選手の雀士とでは体重に2~5倍の差があると仮定 した場合、同一区間を乗車したとしても地下鉄にかける負担は全く同じではなく数倍 違ってくると考えられるからです。 もちろん重たい力士の方が移動にエネルギーを要しますので、軽量タイプの人よりも たくさんの乗車賃を支払ってもいいのではないでしょうか。 バスもタクシーも同じことで、多くの空間を占有して多くのエネルギーを消費する 人物は料金を割り増してもバチがあたるとは思えませんし、痩せている人や標準体型 の人からしたらそれでこそ平等な社会だと言う意見すらちらほらと発言されている ことに注目する頃合かもしれません。 太っている人からは否定的な反対意見も出てくるでしょうがきっとそれも最初の数日 だけで、慣れればどうってこともないでしょうから安心です。 じきに対策としてダイエットを始めるか、サウナの利用時間をそれまでの3倍にして 爽やかな汗を大量に流すことで体重を絞ろうと努力をしたり、それまでのピザ中心の 食生活を見つめなおしてランチ以外はピザを食べないよう心掛けたり、おいしそうな ケータリングに誘われてもサラダ以外は口にしないベジタリアンの振りをして我慢 をするなど、肥満体形を改善することに意識を向けるようになるでしょう。 話を重量税に戻して目安となる車体重量と金額の解説をしましょう。 0.5t以下の自動車は2年で10,000円、0.5tから1tまでの自動車は2年で 20,000円、1tから1.5tまでの自動車は2年で30,000円、1.5tから2t 1.5t~2tまでの自動車は2年で40,000円、2tから2.5tまでの自動車は2年で 50,000円、2.5tから3tまでの自動車は2年で60,000円、これが自動車 重量税のおおまかな金額になります。 エコカー減税の対象になる自動車ならここから減額されますし、最初の車検から 15年近く経過している古い自動車、親から譲り受けて念入りに整備をして大切に 乗り続けているけど20年前の車なんかは上記の税額に割り増しされた金額を納める 可能性が高くなりますので、そのあたりの事情も考慮して多めにお金を用意して万全の 体制で車検の時がやってくるのを、支払いの時を待ちましょう。 都合よく解釈して少ない予算しか準備していないと、うっかり計算ミスを犯していた 場合にとてつもなく慌てることになってしまいます。